ネジの頭の穴が潰れた時(なめた)時の経験 対処方法の比較 [情報]
ネジの頭のブラス溝がつぶれて単にドライバで回すだけだは、すべってネジが回らなくなっとたき、いくつかの方法を試した結果、最後にネジを回すことができたのでその方法の経験について書きます。
1.はじめに
蓋を開閉するタイプのポストの蓋を、開かないように留める部品(留め具?)が折れたので、交換しようと思い固定しているネジを回した。軽く押さえて回したら、1本だけ頭のプラス溝がつぶれて(なめて)しまい、ネジをまわすことができなくなった。
ネジの頭は直径5mmくらいで、ネジ穴の周囲と面一になるような、三角錐形状の頭のネジです。
ネットで調べ、お金のかからない2つくらいの方法まで試したが、うまくいかなかった。だんだん意地になってしまい、3種くらい道具を買ってしまったが、最後の方法であけることができた。
その試した方法について書きます。
2.試した方法
(1)ゴムを使う
幅の広いゴムをネジの頭にドライバで押し付けながら、回す。ドライバと、ネジの頭の接触抵抗を大きくして回す作戦だが、溝が小さいためか、強く押しながら回そうとしたが、ゴムがしっかりかまず、ドライバが空回りしてしまいうまくいかなかった。
(2)ペンチで頭をつかんで回す
この方法は、ネジの頭の形状に依存していると思う。今回は、ネジの頭が周囲の板とほぼ平面になるタイプのネジの固定方法だったので、頭をペンチでつかむことができなかった。
(3)マイクロインパクトドライバ
今回以外にも使えそうだったので、「マイクロインパクトドライバ」という製品を買った。
専用のドライバ先端だけの部品をこの製品の本体の先につけてハンマーでこの製品のおしりをたたくと、中の機構により、衝撃力が回転力に変わるようになっている。ドライバを押しながら、回すという方法を機械的にやるものだが、今回のネジが小さかったからか、又はネジのかじりつきが強固だったためか、空まわりしてしまい、だめだった。
(4)なめたネジはずしビット
「なめたネジはずしビット」という製品を買った。電動ドリルの刃のところに取り付けて使用する。
頭のネジ溝のところに新たな穴をあけ、ネジが開く方向のネジ山のついたドリル刃のようなとがった棒状のものであけるものです。
これも、ネジの頭が小さく、強固にかじっていたので、ネジを取り外すことができなかった。
(5)ネジすべり止め液
意地になったのと、比較的安かったで、ダメもとと思い、ANEXの「ネジすべり止め液」を買った。
ネジの頭の溝に、ザラザラした粒の入ったジェル状のこの製品を塗って強く押しながら、ドライバを回す方法。
意外なことに、小さな頭のネジにあっていたのか、今までで一番ドライバの回すときの感触が良く、そのまま手でドライバを強く押しながらまわしたら、ネジが動いた。後はするすると回り、ネジを無事開けることができた。
3.まとめ
ネジの頭の大きさに依存するようだが、頭が小さいネジの場合は、「ネジすべり止め液」が、安価でもあり、効果もあるので、最初に試すことをお勧めします。
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