家の室温記録のため温度、湿度記録計購入 [情報]
我が家は、築25年たったため、家のリノベーションを考え始めたが、いろいろ調べているうちに高断熱気密住宅に興味がでてきた。
今の家は、冬、ふろの脱衣所が寒い。これを何とかしたかったが、高気密高断熱の家(平均熱通過率Ua値で、0.5以下。Ua値を知らない人が多いと思うが、高断熱の家で検索願います。)では、横浜くらいなら、普通の壁掛けエアコン1台で、家じゅうが温かくなるらしい。
家をリノベーションする前に、まず、窓に断熱用のシートを貼るとか、簡易2重窓にすることで、どのくらい室温が改善するか、これから、調べていこうと思った。
そのために、まず今の家の温度、湿度がどのように状態なのかを、記録する必要があると思った。
(温湿度記録計の購入条件)
温湿度計は、数個もっているのだが、これを毎日記録するのも、面倒くさいし、一日のうちで、どのように変化するかも知りたいと思った。
希望の条件は、
(1)温度だけだなく、湿度も測定できること。
(2)EXCELで整理したいので、デジタルで、PCなどに、データが記録できるもの。
(3)最低1か月は、何もしないで、記録されるもの。
(4)何か所かで測定したいので、できるだけ安価なもの。
ということで、アマゾンで、温度記録計を検索したら、みんな、5千円以上するものが多かった。
本体にだけデータを記録するものが、多かったが、2000円以下で、希望の条件を満たすものがみつかった。
(購入した温湿度計)
SwitchBot温湿度計というもの。定価は、1900円。見た目は、普通の卓上デジタル温湿度計と変わらないが、36日間までデータが保存でき、スマホにダウンロードした無料アプリを使って、Bluetooothを経由してデータをスマホに取得でき、それをメールに添付して、PCに送れる。CSV形式で保存され、これで、十分だと思った。
スマート家電の一部らしく、本体の機能としては、さらに中継器のようなハブブラスというものを購入すると、Wi-Fi経由でネットサーバに無限にデータを保存できるとのこと。ただし、こちらは、この会社のサーバを契約して、毎月料金を支払う必要がある。設定温度になると、アラームを鳴らしたり、エアコンの操作までできるようだ。
私の目的では、そこまでの機能は必要なく、単体だけで十分だ。
まだ、1か月も使っていないが、温度は、ほぼ正確で、湿度が、他の計器と5%ほど異なるが、このくらいは問題ない。スマホだけで、データ取得も問題なくできた。
下に、セットで販売しているリンクを貼ったが、単体でも売っている。そして、ときどきタイムセールで、400円引きや、200円引きで売るので、注意して見ておいたほうが良い。
日本の「安心」はなぜ消えたのか を読んで [読書感想]
1.概要
自分が読んで、得るところが大きかった、何度でも読みたいと思うような本を紹介していきたいと思う。
今回は、「日本の「安心」は、なぜ消えたのか」(山岸俊男 著)で、久々に、新しい知見を得られた本だ。2008年出版だが、もっと前に読むべき本だったと思う。
2.要旨
日本人は、集団でいることが好きだと言われているが、アメリカ人より、実際は、個人主義の人が多いと実験により示されている。それは、周りの人に見張られているシステムが、日本にあるからである。
日本では「和をもって尊し」ということがよく言われるが、「旅の恥はかき捨て」ということばがあるように、自分を知っている人が見ていなければ、いつもマナーを守るわけでもない。
アメリカ人に多い、一般的に人を初めから信頼する人は、人懐こいが、一方、疑いをもったらすぐ、その人を切り捨てることができる。すなわち、人を見抜く力を持っている。
日本人は、人を見抜く力がないので(社会システムからそうなったのか)、集団主義となって、初対面の人をあまり信用しないという、常識と異なるような実験データが得られている。
これから、日本が発展するためには、集団主義社会から、アメリカのような信頼社会になるべきとの考えが提案されている。それが、グローバル化ということで、この波はとめられないと述べられている。
3.感想
日本人は、親切で、和を尊ぶという心を持をもっている民族だと、単順に思っていたが、それは、昔の閉鎖的な村社会、一生その場所に住み続ける世の中で生まれた社会システムに適応したためであり、世の中が変われば、アメリカ的になっていく。
また、アメリカ人は合理的で、ある意味冷たいう思い込みがあったが、日本人より親切で、初めて会う人を信頼する傾向があり、日本人より弱者を助ける気持ちも強いというのは、これまでの自分の常識ををひっくり返されて、知的刺激を受ける本だった。
読む価値がある本だと思う。
日本の「安心」はなぜ、消えたのか 社会心理学から見た現代日本の問題点 (集英社インターナショナル)
- 作者: 山岸俊男
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/05/31
- メディア: Kindle版